◆二章三日目(4)◆

神社につくと。
私はまた目眩とともに意識が沈んで行き…
宝具の場所に走っていた。


そこには昨日ドライと名乗った老人がいた。
そしてロゴスという一団も。

モナド・アリアと名乗った少女
アイン、ツヴァイという男性
そしてフィーアという女性。


守護者達は宝具を守る為に必死で戦った。



でも力の差は歴然としていた。



私は努力してもどうにもならない事があるのだと痛感していた。

手を伸ばそうとしても、私の体は別のモノに支配されており

倒れた彼らに声を掛けることすら出来なかった。


そして

宝具がアリアによって奪われた時。


私は

私を動かしていたモノごと意識を失った。



2006.08.03