「俺は構わない…」
「おまえは関係ないだろ!狗谷!」
「俺だってイヌガミの力を持っているんだ。関係者だろ?」
「…チッ。」
「私も構いませんよ。」
「大蛇さんまで!」
「私はもうファーストキスじゃありませんけど。」
「ぼ、僕だって!!」
「慎司、おまえもか!」
「僕は…本当の守護五家じゃないかもしれませんが、僕は珠紀先輩を守りたい!」
「拓磨…」
「先輩、俺も皆と一緒で…」
「だーッ、裏切り者!!俺は夕暮れの海辺でだなぁ…」
「もぅ!ここ三方を山に囲まれてて海なんてないし
夕暮れなんていったら何時ドライが襲ってくるかわからないじゃないですか!」
「うるせーッ!!」
「じゃあ、真弘先輩にはやめておきます。」
「ま、待て!!そんなこと言ってねぇだろ!!」
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真弘先輩に譲歩して、キスは個別に行われることになった。
その方がかえって恥ずかしいんだけどなぁ…
うーん。オトコノコって面倒くさい。
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「フフン。これで珠紀も大人になったか。」
「ちょっと、真弘先輩!誤解を与えるようなこと言うのやめてくださいよ。」
皆とのキスが終わった夕食時。
なんとか『真の守護者五人』+一人を得ることが出来た。
心配していた慎司君も無事守護者になったし!
変身後の皆は…想像以上だったり、もう二度と見たくなかったり…と色々だったけど。
「だって大人になった時に赤飯食うんだろ?俺、保健の時間に習ったぜ?」
「だ、か、ら!違いますってば!」
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